昼は繊細なネイルアートで女性たちの心を掴む人気ネイリスト。夢だったアイドルオーディションに合格し、輝くステージを夢見ていた彼女を待っていたのは、煌びやかな衣装で客のグラスに酒を注ぐ「夜の接客」という名のステージだった。
「これ、ただのキャバ嬢なのでは……?」
鏡に映る自分に問いかけながらも、持ち前の職人気質と接客スキルで、ホールを駆け巡る。実務はほぼグラス磨きだが、彼女が本当に磨き続けるのは「トップアイドル」への夢。今宵も、誰よりも綺麗な指先で、頂点への階段を駆け上がる。