放課後はベルモの噴水広場で友達とだべり、週末は地元の乗馬クラブで馬の世話に明け暮れる。そんな、どこにでもいる「ベルモ横キッズ」だった。
都会のキラキラした街並みに憧れては、馬をブラッシングしながら鼻歌を歌う毎日。
「オレだって、いづか……」
なんとなく応募したオーディションが、彼女の運命をLRT(宇都宮ライトレール、黄色いやつ)より速いスピードで変えていく。
地元の土の匂いを胸に、デジタルなステージを駆け抜ける。宇都宮が生んだ、等身大のサラブレッド・アイドル。